3.環境負荷低減に向けた取組み

フロン冷媒から
自然冷媒冷凍機へ切り替え

フロン類はエアコンや冷蔵庫の冷媒(熱を運ぶ物質)など幅広い用途で身近に活用されており、冷蔵倉庫業界においても、多くの冷蔵倉庫業者でフロン系冷媒の冷凍機が導入されてきました。

地球温暖化やオゾン層破壊の原因となる物質として、二酸化炭素の何倍もの強力な温室効果ガスを放出することが明らかになり、昨今の気候変動対策・脱炭素の国際的な流れの中で、日本をはじめ世界中で対策が求められています。

ベニレイの物流を担う(株)ベニレイ・ロジスティクス大阪南港事業所では冷凍設備の切り替えにおいて、二酸化炭素を冷媒とした自然冷媒の大型冷凍機の採用を決定し、2021年に導入しました。

二酸化炭素は、温室効果ガスの代名詞として知られていますが、無臭で毒性・可燃性がないため安全性が高く、地球温暖化係数はフロン類に比べると数千分の1程度で環境負荷が小さい冷媒となり、気候変動対策の移行手段として有用と考えられており、ベニレイはこのような低炭素社会に向けた取組を積極的に推進していきます。

※環境負荷の少ない物質の冷媒の代表例として、アンモニア(NH3)、二酸化炭素(CO2)、水(H2O)、空気、炭化水素(HC)が挙げられており、これらはいずれも自然界にもともと存在している物質であるため、「自然冷媒」と呼ばれています。

低炭素社会実現に向けた貢献

自然冷媒冷凍機への切り替えにより、フロン漏えいリスクが無くなるほか、電力使用量の削減(試算ベースで月間平均20%程)による省エネ効果及び、CO2削減を図っています。

環境に配慮した商品開発

ベニレイは消費者・環境・社会に価値ある商品の提供・供給を積極的に行うことを「環境・社会マテリアリティ」の一つとしています。環境に配慮した商品提案の取組については下記リンクからご覧頂けます。

環境・社会マテリアリティ


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